D.O.リアス・バイシャスはスペイン北西部のガリシア州に属し、雨の恵みを受けた自然豊かな地域です。この地域のメインとなるワインは、高級品種と言われているアルバリーニョ種から作られる白ワインです。リアス・バイシャスにある約3,500haのぶどう栽培面積のうち、その95%の畑でアルバリーニョ種が作られており、近年、海外から注目され高い評価を受けている産地です。赤ワインに関しては、いくつかの固有種でごく少量作られています。
栽培面積 | 約4,000ha | 年間降雨量 | 約1,600mm |
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ワイナリー数 | 184カ所 | 食 材 | 帆立貝、ペルセベス(亀の手)などの貝類や蟹、海老を含めた魚介類など |
2017ワイン生産量 | 26,968,562liters | 料 理 | プルポ・ア・フェイラ(茹蛸とジャガイモの料理)
カルド・ガジェゴ(キャベツのスープ) エンパナーダ(ひき肉や野菜、チーズ入りのパイ)など |
ワイン消費動向 | 国内74% 輸出26% |
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ヴィンテージレート 2016 | Muy Buena | 主要ブドウ品種 | アルバリーニョ、ロウレイロ、トレイシャドゥーラ、カイニョ、 トロンテスなど |
ヴィンテージレート 2017 | Muy Buena | DO認定年 | 1988 |
ワイナリー紹介
ボデーガス・マルティン・コダックスは1986年に設立されました。ワイナリーの名前は、中世においてガリシア・ポルトガル語のもっとも古い詩をつくった、この地方でもっとも有名な吟遊詩人にちなんで命名されました。彼の詩の中では、その地で生活をしている人々の海や海岸への愛情が謳われています。
設立以来、マルティン・コダックスは、この土地に住む人々や文化によって成長を続けてきました。その文化は、世界中の40以上の国々に紹介されています。
マルティン・コダックスは、今や世界中でガリシア地方の象徴といわれるまでに発展しました。
マルティン・コダックスを語るときには、サルネス・ヴァレーを欠かすことはできません。設立当初は、サルネス・ヴァレーでの270人ものサポーターと300にものぼる小規模ワイン生産者からの葡萄の供給がワイナリーを支えてくれました。大家族経営ゆえ、可能な限り最高品質のワインを提供するという共通の目的意識を持ち、ワイン造りを行っています。
また、マルティン・コダックスは、常に二酸化炭素の排出量の削減に取り組んでいます。I+D+Iプロジェクトでは環境負荷の軽減に努め、ワイナリースタッフの最優先課題の一つとなっています。
ワイナリー設立 | 1986年 | 栽培面積 | 480ヘクタール(契約農家) |
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オーナー名 | 270名のメンバー | 従業員数 | 80名 |
醸造家名 | Luciano Amoedo | 弊社取扱ワイン | ○マリエッタ ○マラ・マルティン ○アルバ・マルティン |
年間生産本数 | 3,750,000ℓ | ||
ワイン輸出国数 | 40ヵ国以上 | ワイン出荷動向 | 国内50%,輸出50% |
パコ&ロラは、大西洋からの微風と、周りを囲む山によりできるミクロクリマ、花崗岩質の粘土土壌など、絶好の条件に囲まれた素晴らしい土地で高品質なアルバリーニョを造るワイナリーです。2006年にワイン生産者と経験豊富な土地所有者グループによってヴァル・ド・サルネスの中心部に設立されました。彼らはスペインの近代的なワイナリーを築こうとする積極的な考えをもち、最新の醸造設備を用いたワイン作りを通して、リアス・バイシャスという地域の広報活動に尽力しています。
80エーカー以上の畑が統一された生産システムで栽培されており、DOリアス・バイシャスで3番目の生産量を誇るパコ&ロラは、同地域の全生産量の8%を占めています。最先端を担うための研究がワイナリーの理念であり、最高品質のワインを生産する為に、常に最高品質のブドウを使用し、最大限に効率化をはかり、継続してワインを生産し続ける技術が、自然環境にも配慮されたスタイリッシュなワインを生み出しています。
栽培面積 | 約467ha | 年間降雨量 | 700-800mm |
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ワイナリー数 | 26カ所 | 食 材 | 帆立貝、ペルセベス(亀の手)などの貝類や蟹、海老を含めた魚介類など |
2014ワイン生産量 | 1,856,902liters | 料 理 | プルポ・ア・フェイラ(茹蛸とジャガイモの料理)、カルド・ガジェゴ(キャベツのスープ)、エンパナーダ(ひき肉や野菜、チーズ入りのパイ)など |
ワイン消費動向 | 国内87% 輸出13% |
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ヴィンテージレート 2016 | Muy Buena | 主要ブドウ品種 | ゴデーリョ、アルバリーニョ、テンプラニーリョ、メンシア、 カイーニョ・ティントなど |
ヴィンテージレート 2017 | Muy Buena | DO認定年 | 1996 |
このワイナリーの創設者であるベニート・サントスは夢を持った男でした。青年時代の彼は、彼の祖父母の所有していたアルバニーリョ種のブドウ畑で働きながら「どうしたらこの素晴らしいブドウが世界中に広まり、その良さを知ってもらえるだろうか」と考えていました。その後、数年間献身的に働いた彼は1979年、スペインの大西洋側の北西の海岸に位置する、魅力的な村、ビラノーバ・デ・アロウサに彼自身のワイナリーを設立しました。彼はこの地で素晴らしい品質のワインを造り続けました。そして、彼はアルバリーニョ種を初めて世間に推奨する重要なメンバーとして活躍し、現在ではスペイン政府によって観光名所に認定されているフェスタ・デ・ビーニャ・アルバリーニョ(カンバードス地区で行われるアルバニーリョのワインフェスティバル)に初めて招待されたワイナリーの1つで、その後何度も賞を受賞しました。1981年にはリアス・バイシャスの協議会のメンバーに任命され、リアス・バイシャスが1988年に原産地呼称を得たときには、重要な役割を果たしました。
それから数十年後、ベニート・サントスは後継者にバトンを渡しました。そして、2002年にワイナリーは拡張、リニューアルされました。この段階でワイナリーは国際的なマーケットにも目を向け、D.O.モンテレイのベニート・サントス・メンシアとベニート・サントス・ゴデーリョをラインナップに加えました。
「素晴らしいワインはラボではなく、ブドウ畑から造られる。」というワイナリー創設者のベニート・サントスのモットーに現在の後継者たちも忠実に従い、彼と同じ情熱をもって、特有のテロワールを忠実に反映した信頼できるワインを提供しています。
ワイナリーの歴史と長い伝統により、ワインは鮮やかで複雑味があり、成熟したものとなっています。遅い収穫、短い圧搾過程、滓、ボトルで落ち着かせる時間、醸造過程のひとつひとつを大切にすると同時に、環境を深く尊重し、スローなワイン造りと、すべての過程の段階を楽しみ、彼らのワインの消費者、ひとりひとりに向けたワインを造っています。
「日本の皆様へメッセージ」
スペインでは日本は素晴らしく文化の成熟した国で、日本の消費者は目が肥えていると思われています。その為、私たちは品質のよいワインを提供するためにベストを尽くしています。ワインの品質、ボトル、ラベル、コルク栓、口金、外箱まですべて細かく厳格な試験をしていますので、きっと日本の皆様に満足していただけるでしょう。
ワイナリー設立 | 1979年 | 栽培面積 | 12ヘクタール |
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オーナー名 | Miguel Angel García Fernández | 従業員数 | 4名 |
醸造家名 | Jose Antonio Porto Rivero | 弊社取扱ワイン | ○ベニート・サントス・ゴデーリョ ●ベニート・サントス・メンシア |
年間生産本数 | 35,000本 | ||
ワイン輸出国数 | 11ヵ国 | ワイン出荷動向 | 国内60%,輸出40% |