D.O.シガーレスはバリャドリッドの北に位置し、ピスエルガ川の両岸にブドウ畑が拡がります。ワイン生産の約75%がロゼの生産です。南にはベルデホ種で有名なD.O.ルエダ、パワフルなワインのD.O.トロが、南東には高級スペインワイン産地のひとつである、D.O.リベラ・デル・ドゥエロがあります。1991年にDOに認定され、ワイナリーの数は34カ所で、約8割のワインが国内で消費されています。白ブドウの栽培品種は、「アルバリーニョ種」、「ベルデホ種」、「ソーヴィニヨン・ブラン種」、赤ブドウは「テンプラニーリョ(ティンタデルパイース)種」や「ガルナチャ種」の他にも、「シラー種」、「メルロー種」や「カベルネ・ソーヴィニヨン種」などの世界品種も栽培されています。畑の平均標高は750m、粘土質の下に砂質、石灰質などが重なった土壌で、夏は乾燥した酷暑で、冬は極めて寒い大陸性気候となります。近年では良質な赤ワインの産地として注目されています。
栽培面積 | 約2,100ha | 年間降雨量 | 450-500mm |
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ワイナリー数 | 34カ所 | 食 材 | 生ハム(ハモン・イベリコ)、干し肉、腸詰ソーセージ |
2014ワイン生産量 | 5,740,000liters | 料 理 | コシード・マラガト(豆と豚肉の煮込み)、コシニーリョ・デ・セゴビア(子豚の丸焼き)など |
ワイン消費動向 | 国内78% 輸出22% |
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ヴィンテージレート 2015 | Buena | 主要ブドウ品種 | ベルデホ、ビウラ、テンプラニーリョ、ガルナチャなど |
ヴィンテージレート 2016 | Buena | DO認定年 | 1991 |
ラ・レグアはカスティーリャの中心にあり、バリャドリッドやフエンサルダニャ、ムシエンテス、シガーレス、カベゾンの町から4~5 km (1リーグ、スペイン語で“La Legua”、これが名前の由来です) に位置しています。ラ・レグアでワイン造りが始まったのは12世紀で、シトー会修道院の近隣にあったころです。修道士たちがこの地域で初めてブドウを栽培し、ワインを造り始めました。
ラ・レグラの古来のブドウ畑は80年代に再構築され、現在、80ヘクタールのブドウ畑があります。樹齢は25~35年です。ブドウ畑は、7つの区域で構成されていて、ひとつひとつが際立った特徴とニュアンスを持っています。土の特徴により、それぞれの区域にはテンプラニーリョ(85%)、ガルナチャ・ティンタ(8%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(7%)が植えられ、それぞれが適切な処置を受け、別々の方法で栽培されます。場所は、デュエロ川最大の支流であるピスエルガ川の川岸にあり、その土壌や、寒暖の差が激しい大陸性気候により、最高品質のブドウの栽培を実現しています。
ワイナリーは、D.O.シガーレスから特徴と個性を持った品質の高いワインを提供することに情熱を注いでいます。品質の高いワインを提供するため、ラ・レグアの土地で労を惜しまずにブドウの栽培を行い、慎重に選ばれたブドウのみを使ってワイン造りを行っています。お食事と合わせやすいフレッシュと柔らかさを持った赤ワインです。