紀元前から変わらず存在する希少古代品種
「Zacatin」とは、グラナダの中心的な通りの名前で、「服飾市場」という意味があります。ダロ川のほとりに数軒の小屋しかなかったアラブ人の時代には、この通りの下部で織物や布地が売られていました。この通りには銀細工師、皮なめし職人、染物師、靴職人など多くの職人がいましたが、現在では銀細工師はアルカイセリアの入り口に移されています。
この「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は紀元前7世紀に発見され、Sexi(セヒ)という町でその当時から栽培されてきました。また、この品種は存在が知られてから一度も、遺伝子的な改良や接ぎ木されることなく現代まで栽培が続いている大変希少な品種の一つでもあります。
グラナダの海岸約2キロ奥に入ったイトラボという標高500m~1,000mの土地で栽培され、傾斜が厳しい土地柄の為、8月中旬の収穫の際には、20kgのかごを背負い馬と共に山に入り、収穫します。そんな厳しい環境下で仕事をしている為、彼らは「栽培の英雄」として称えられています。
それぞれの区画で成熟度合いに合わせて収穫され、ステンレス発酵後、ステンレスタンクにて7か月間澱と共にシュールリー熟成。
透明なグリーンイエローの色調で、マスカット特有の桃やリンゴの蜜のような甘いアロマが感じられます。口に含むとミネラル感が感じられ、フレッシュでフルーティーかつ果実の旨味がしっかりと余韻と共に続きます。
ボデーガス・フォンテデイは3つのブドウ畑を持っています。
1つ目は標高約1,000mの場所にあり、テンプラニーリョ種とカベルネ・ソーヴィニヨン種を栽培しています。
2番目の畑は、標高約1,200mで、テンプラニーリョ種、カベルネ・ソーヴィニヨン種の他にメルロー種、シラー種とソーヴィニヨンブラン種を栽培しています。
最後の畑は標高約700mの場所に存在し、ソービニヨンブラン種、シャルドネ種、カベルネ・ソーヴィニョン種を栽培しています。
最新の醸造設備と4,000から15,000リットルと200樽のフレンチオーク樽を備え、全体では140,000ボトルの生産量を誇ります。
エチケットには、グラナダ地方の名所「アルハンブラ宮殿」の噴水であるライオン像が描かれています。
パラジャパンでは完熟ブドウを使用した遅摘の赤ワイン「プラド・ネグロ」と辛口の赤ワイン「リンダラハ」「ガルナタ」、そして、辛口の白ワイン「アルバイダ」「サカティン」の5種類をご紹介しております。