国立公園に囲まれた自然豊かな風土を表現
「マブレ」とは地中海沿岸にて獲れる魚の名称で、ワイナリーのあるエンポルダは海や山など手付かずの自然が残る美しい観光名所でもあります。
フランスとの国境にそびえるピレネー山脈の麓にあるクレウス岬から望む風景からインスピレーションを得て造られました。
穏やかな空にのって優雅にカモメが舞い、コバルトブルーの海の中ではウニが生息し、静かな入り江ではマブレが波と遊んでいます。
そんな豊かな自然の穏やかな時間にぴったりの白ワインがイメージとなっています。
海岸から約2kmほどの距離にあるポー(Pau)の街の郊外にある沖積土の平野にて、このガルナチャ・ブランカは栽培されています。
手摘み収穫されたブドウの一番搾りと言われるフリーラン果汁のみを使用し、15℃の低温で21日間発酵させます。
その後、澱と共にシュールリー製法にてフレンチオーク新樽にて3か月熟成。
緑色の反射を伴う美しい黄金色で、ジャスミンやローズのような白い花とエキゾチックなフルーツの芳香が特徴的です。
ボディの厚みも感じられ、地中海の果実のようなフルーティーな味わいの後、バニラやココナッツの余韻が長く続き、最後はフレッシュなミントの爽やかさが酸味と共にキレをもたらします。
エンポルダリアはこのエンポルダにおいて、最も古いワイナリーのひとつで、何世代にもわたって受け継がれてきたいくつかの小さなワイナリーが、より高品質なワインを造りエンポルダの産業を守るという決意のもと、1947年に一つのワイナリーとして生まれ変わりました。
現在はポーの町周辺に60ヘクタールを所有し、ガルナチャ・ブランカ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、テンプラニーリョ、マカベオなどを栽培しています。
現在は醸造家であるチェリ・カサノバスがブドウ栽培から醸造まで、一貫した品質管理を行っています。
彼女は「伝統と品質を守り育てる」というコンセプトのもと、この地の風土を最大限に表現できる栽培と醸造を心がけています。