アマローネを彷彿とさせる芳醇な余韻
ペニン・ガイド91点!!
スペイン語で「プラド」は平原、「ネグロ」は黒を意味します。
ボデガス・フォンテデーの近くにある村に、紀元前2500年ごろに形成されたとされる鍾乳洞「Tesoro de la Cueva del Agua」があり、15世紀頃はレバンテからグラナダへ行く旅行者にとっては自然の通り道となっていました。
その鍾乳洞の周りには松やモミの木の森があり、黒に近い緑の草原が広がっているため、プラド・ネグロ(黒い草原)と呼ばれるようになりました。
8月中旬頃から、標高1,000m~1,500mの傾斜の厳しい畑の区画ごと、ブドウの成熟度合いに合わせて手摘み収穫。
それぞれを小さいステンレスタンクにて発酵。
その後、7種類のロースト度合いの異なるフレンチオーク樽(225ℓ、248ℓ)にて11ヶ月間熟成します。
生産量47,000本。
完熟したカシスやブラックベリーのような黒い果実、リコリス、フレッシュなバルサミコ、ローズマリーのようなハーブのアロマなど、複雑なアロマをとらえることができます。
口に含むとカラメルの甘い香りと濃厚なベリージャムのニュアンスが感じられ、柔らかいタンニンがワインのテクスチャーを際立たせてくれます。
イタリアのアマローネを思わせる味わいです。
深みのある甘みと旨味の余韻が長く、長期熟成にも耐えうるポテンシャルを持ち合わせています。
ボデーガス・フォンテデイは3つのブドウ畑を持っています。
1つ目は標高約1,000mの場所にあり、テンプラニーリョ種とカベルネ・ソーヴィニヨン種を栽培しています。
2番目の畑は、標高約1,200mで、テンプラニーリョ種、カベルネ・ソーヴィニヨン種の他にメルロー種、シラー種とソーヴィニヨンブラン種を栽培しています。
最後の畑は標高約700mの場所に存在し、ソービニヨンブラン種、シャルドネ種、カベルネ・ソーヴィニョン種を栽培しています。
最新の醸造設備と4,000から15,000リットルと200樽のフレンチオーク樽を備え、全体では140,000ボトルの生産量を誇ります。
エチケットには、グラナダ地方の名所「アルハンブラ宮殿」の噴水であるライオン像が描かれています。
パラジャパンでは完熟ブドウを使用した遅摘の赤ワイン「プラド・ネグロ」と辛口の赤ワイン「リンダラハ」「ガルナタ」、そして、辛口の白ワイン「アルバイダ」「サカティン」の5種類をご紹介しております。