リオハの伝統、複数年のヴィンテージをブレンド
毎年、その年に収穫された最も良い出来のぶどうを配合させ、最高の品質に仕上げてくる醸造家オスカル・トビア。
そのため、ヴィンテージにより使用するブドウや配合が変わるこだわりあるワイン造りが有名です。
そんなトビアが造り出した新しいブランドは、リオハでは昔からよく造られてた製法で、複数ヴィンテージのワインをまぜ合わた”Tobía Cuvée” 。
現在では珍しくなったヴィンテージのブレンドを復活させ、安定した品質のワインを毎年届けようという意欲が詰まっています。
このボトルでは2021年ヴィンテージのものを中心に、20年ヴィンテージを25%、19年と18年ヴィンテージを各5%の比率でブレンドしています。
また、その年々によって醸造方法や樽熟成期間も異なります。
全てのぶどうは除梗し、アロマを引き出すためにコールドマセレーションを24時間したのち圧搾。
13度~15度の低温にて5日間発酵させ、澱と共に3か月間シュールリー。
2020年ヴィンテージは発酵から熟成まで、全てアメリカンオーク新樽にて行っています。
こうした理想の味わいを求めて巧みなセンスでブレンドしていく技法はトビアの得意とするところでもあります。
外観は輝きのある麦わら色の色調。
洋ナシ、シトラス、パイナップルなどのようなフルーティーな果実のアロマが感じられ、オレンジブロッサムやフレッシュミントのようなハーブのニュアンスも感じられます。
口当たりは柔らかく果実のボリュームをとらえることができます。
熟した果実、ハチミツ、シナモン、バニラなどのような複雑な味わいが広がり、甘やかな余韻が長く続きます。
ボデガス・トビーアは、オスカル・トビアが家業のワイナリーを復活させた1994年に始まりました。瓶詰め、出荷のための施設を作ったオスカルは、冷たい北風を遮る壮大なシエラ・デ・ラ・カンタブリア山脈を望むワイナリーを設計しました。
リオハの中でも最高のブドウが収穫できるリオハ・アルタのみにぶどう畑を所有しています。ワイナリーのすぐ近くには、有名なエブロ川が流れています。
常に利益を再投資するというポリシーから、ボデーガス・トビアは、最新のワイン醸造機を導入し、独自の高品質なワインを作り続け、毎年消費者を驚かせ、感動させる斬新なワインを市場に送り出しています。